Windows CE (.NET) とか IoTとか

組込みWindows と IoTの話を扱います

Compact 2013 が Visual Studio 2013対応に

先日 Windows Embedded Blog に以下のような記事が掲載されました。

Coming soon: Visual Studio 2013 and other updates to Compact 2013
http://blogs.msdn.com/b/windows-embedded/archive/2014/02/05/coming-soon-visual-studio-2013-and-other-updates-to-compact-2013.aspx

この記事によると、マイクロソフトはこの春をめどにCompact 2013のアップデートリリースを予定していて、その中にはVisual Studio 2013対応も含まれるとのことです。

※ これまでは 「Visual Studio 2012 Update2以降」対応、でした。

振り返ると、Visual Studio の add-in として提供されるようになったCE6/VS2005 以降のPlatform Builderツールにおいて、元のVisual Studioのアップデートに対応というのはこれまでになかった新しい展開です。開発者はこれまで Compact OSのビルドのために最新リリースのVisual Studioからは一世代古いツールを使わざるを得ませんでしたが、最新VSリリースから3ヶ月(くらい) で対応できたのは、(Visual Studio 2012から2013の変更点が小さかったとはいえ)なかなか画期的なことです。

今回のアップデートではこれ以外にも以下のアップデートが予定されているそうです。

- Application Builderのアップデート

- in-box i.MX6 SABRE lite BSP,

- in-box Wi-Fi device driver for TI SDP44xx.

ちなみに、i.MX6 SABRE lite BSPは以下の開発ボードで、2万円強で入手できるもののようです。i.MX6 SABRE lite BSPはのCompact2013 は強力なアップデートになりそうです。

http://jp.mouser.com/new/Boundary-Devices/boundarydevices-SABRELite/

http://boundarydevices.com/products/sabre-lite-imx6-sbc/

おまけ

Compact 2013の現在のinbox BSP は以下です

  TI_SDP44XX CEPC AMD GSeries
 CPU TI OMAP4470 X86 CPU AMD G-T56N
AMD G-T40N
 CPUタイプ ARMv7 X86 X86
 リファレンスボード TEVM4470
(Blaze Tablet2)
Virtual PC 2007
Client Hyper-V
   
そのほか
DBFT1-00-E1-EVAL-KT
(G-T56N)
DBFT1-01-E1-EVAL-KT
(G-T40N)

http://msdn.microsoft.com/en-us/library/gg156127.aspx より