Windows CE (.NET) とか IoTとか

組込みWindows と IoTの話を扱います

Excelがアプリケーションエラー(0x00000005)で起動できない

(以下、一応Azure IoT関連ということで...)

当方、Office 2016を使用しているのですが、今週からExcelのみ起動できなくなってしまいました。

 

アプリケーション エラー
アプリケーションを正しく起動できませんでした(0x00000005)

 

いわゆる、仮想環境でインストールされるバージョンのOfficeなので「修復」は簡単。

一応修復作業をやってみましたが、やはり問題は解決しません。

 

結局、先週末「Power BI Desktop」をインストールし、しかもProのライセンスが認証されない状態のままにしていたのが問題だったようです。設定→アプリで「Power BI Desktop」を削除したところ、問題なく起動するようになりました。

 

Power BI DesktopはExcel拡張も同時にインストールします。この部分のライセンス(?)ではじかれたと理解しました。

 

iMX6/7用Windows 10 IoT Core BSPがPublic Preview開始

これまで特定ベンダー向けのPrivate Previewがアナウンスされていましたが、いよいよPublic Previewが始まったようです。

docs.microsoft.com

ビルド方法は以下のgithubに書いてありますが、結構大変そうですね。

GitHub - ms-iot/imx-iotcore: Windows 10 IoT Core BSP for NXP i.MX Processors

ビルドしたフラッシュイメージ(FFU)はRaspberry Pi 3バージョン同様にSDメモリカードに書き込んで使用するようです。

ソースコードからビルドするパターンではubootを利用する感じのようです。(ということは、ubootレベルでLinux起動とIoTCore起動が選べる?)

Compact7 & 2013で新元号サポート(予定 )

先日、マイクロソフトOSでの元号対応方針が発表されました。

基本、Windows7以降対応となるようですが、ここのプレゼン写真をよく見てみると...

f:id:bunniesfield:20181209120218p:plain

元号に対応するWindows OS (一部)

となっており、Compact 2013 と Compact 7 が含まれています。

たぶん2019年5月以降のUpdateで対応されるということですね。

 

Windows一般に対する対応方法等は以下を参照ください。

 

引っ越しました。

2年ぶりくらいでココログ http://cello.cocolog-nifty.com/wince/ から引っ越してきました。

ここでは主に組み込みWindows関連の話題を取り上げてきましたが、今後はIoTがらみでLinux の話題も紹介していこうと思います。

 

旧記事はリンク切れ多発していると思いますが、あえてそのままにしています。

必要であれば https://web.archive.org/ で旧リンクをたどってみてください。

 

Compact 2013 CTKが日本語OSで起動しない

先日Compact 2013の Comapct Test Kit を起動しようとしたのですが、エラーが発生し起動できないことに気が付きました。

Compact2013testkiterror
 
 
ちょっと調べてみると、英語版OSでは問題なく起動するという情報がありました。
 
Windows Embedded Compact 2013 Test Kit error on application launch
 
うちではWindows 10 Professional 64bit 日本語版を利用していたのですが、設定画面の「時刻と言語」を開いて「地域と言語」で「英語(米国)」を追加し、これを「既定として設定する」としました。
いったんログアウト後再度ログインすると、Windows UIが英語版になるのですが、この状態でCompact 2013 Test Kit を起動すると問題なく動きました。
 
Languagesetting2
 
ということで、Windows UIが (一時的にでも)英語版になってしまうのですが、Compact 2013 Test Kit を起動することができました。

Windows 10 IoT Coreが Threshold2ベースに

しばらく前にPC用Windows 10 が Threshold 2 (build 10586)ベースとなりましたが、昨日Windows 10 IoT Coreで提供されているイメージもThreahold 2 ベースとなったことがBlogで発表されました。

What’s new for Windows 10 IoT this fall
https://blogs.windows.com/windowsexperience/2015/12/03/whats-new-for-windows-10-iot-this-fall/

まあ、この記事ではあまり明確ではありませんが、実際にダウンロードページを見てみると、ISOファイル名が

10586.0.151029-1700.TH2_Release_IOTCoreRPi_armFRE.ISO

10586.0.151029-1700.TH2_Release_IOTCoreMBM_x86FRE.ISO

のように更新されています。リリースノートもDec 2015版となっていました。

Compact2013 Wave2 がリリース

先日MSDN Subscriver download をチェックしてみたところ、10月にCompact 2013の大幅アップデートが提供されていたことに気が付きました。

Compact2013update

※例によってPrivate コード対応のために、MSDN Subscriber Downloadから.ISOが提供されています。Privateコードをインストールしていない場合は、同等のものを以下からダウンロード&インストール可能です。

Windows Embedded Compact 2013 Updates
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=42027

このリンクでは常にその時点の最新のリリースが提供されます。現在のリリースノートを見ると明確に「Wave 2 (September 2015)」の記述があり、10月以降のアップデートは Wave 2ベースとなることが記載されています。またこのアップデートを行うと以前のリリースの状態に(簡単には)戻すことはできなくなるとのことです。

ところでこのWave2リリースでは

- Visual Studio 2015 のサポート

が大きな変更点となっています。

本来であればサポートOSとしてWindows 10も追加して欲しかったところですが、そこはこれまで通りWindows 8.1までのサポートとされています。

同時に、VS2015対応のApplication Builder も以下からダウンロード可能となっています。

Application Builder for Windows Embedded Compact 2013
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=38819