Visual Studio 2008 リリース
昨年末、Visual Studio 2008 (コードネームOrcas) のRTMが発表されていましたが、先ごろ当方にもMSDNのDVD(ただし英語版)が到着しました。
Visual Studio 2008には当然Windows CE - Smart Device Programability が含まれています。今回のアップデートにより、 .NET Compact Framework はバージョン3.5にアップデートされました。
- Windows Communications Foundation (WCF) への対応
- Language-Integrated Query (LINQ)への対応
- Windows Formsの拡張
現在、MSDNライブラリもv3.5対応のものに更新されています。
.NET Compact Framework
http://msdn2.microsoft.com/ja-jp/library/f44bbwa1.aspx
.NET Compact Framework Version 3.5 の新機能
http://msdn2.microsoft.com/ja-jp/library/bb397835.aspx
サポートされているWindows CEプラットフォームは
- Windows Mobile PocketPC 2003
- Windows Mobile 5.0 for Pocket PC
- Windows Mobile 5.0 for Smartphone
- WIndows CE 5.0
およびこれ以降のバージョン
となっています。
VS2008でSmart Device用マネージドプロジェクトをDeployすると、同時にターゲットに.NET CF v3.5ランタイムがダウンロード・インストールされますが、このランタイムの再配布パッケージがダウンロード可能になっています。
.NET Compact Framework 3.5 再頒布可能パッケージ
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=E3821449-3C6B-42F1-9FD9-0041345B3385&displaylang=ja
組み込みWindows CE用にはQFEの形でランタイムのアップデートが提供されると思いますが、現在までのところ確認できていません。後日もし確認できたらこの項目に追記します。
2009-01-21追記 →→→
Windows CE 5.0 Platform Builder用の.NET CF v3.5コンポーネントは以下のQFEで公開されました。
Windows CE 5.0 Platform Builder Monthly Update (January 2008)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=98f0906a-45c6-4792-91fe-47a0e073a998&DisplayLang=en
KBアーティクル http://support.microsoft.com/kb/947560/en-us
Windows Embedded CE 6.0 Platform Builder用の.NET CF v3.5コンポーネントは以下のQFEで公開されました。
Windows Embedded CE 6.0 Monthly Update (January 2008)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=7e6b7640-2c49-4de7-858d-e8c8b604820e&DisplayLang=en
KBアーティクル http://support.microsoft.com/kb/947561/en-us
CLRプロファイラを含むいくつかのツールを集めたPower Packもリリースされています。
Power Toys for .NET Compact Framework 3.5
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=C8174C14-A27D-4148-BF01-86C2E0953EAB&displaylang=en
←←← 追記終わり
ちなみに、Platform Builder 6.0 Plug-inはあくまでVisual Studio 2005でしか使用できないというのが定説です。建前としてはVS2005とVS2008はSide-by-Sideインストール可能なはずなので、両方インストールすればいいという見解なのでしょうが...
