Visual Studio .NET 2005でのSmart Device開発 (その4)
Visual Studio .NET 2005を使用すると、C++開発で使用した同じ接続方法を利用してC#/VB.NETのManagedアプリ開発も行うことができます。
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1. New Project Wizard で Visual C#またはVisual Basic項目内の"Smart Device"を選択します。
2. SDK(Profile?)としてWindows CE 5.0を選択します。
3. Device Applicationをクリックし、Name項目にプロジェクト名を入力します。
4. OKを押すと、最初のフォーム"Form1"が開きます。このままBuildすることも可能です。
5. ToolBoxからButtonツールをクリックし、"OK"ボタンを作ることにします。
ボタンをダブルクリックして表示されるコードビューで、イベントハンドラに
this.Close(); <--- C#の場合
Me.Close() <--- VB.NETの場合
というようにForm1をクローズするコードを記述します。
6. ButtonのTextを"OK"と変えます
7. Buildメニューから"Build Solution"でビルドします
8. Buildメニューから"Deploy Solution"とすると、ダウンロード先デバイスを聞いてくるので、C++の時に設定していた"CEPC: X86 Win32 (WCE x86)"を選びます。チェックボックスをはずしておくと以降同じデバイスにDeployするように記録されます。
9. ダウンロード先と接続できていれば、まず.NET CF 2.0ランタイムを転送した後、ソリューション自体も転送されます。
※エミュレータを再起動するとIPアドレスが変わっている場合があるので注意
10. Debugメニューから"Start Debugger"または"Step Into"などでデバッグセッションを開始します。
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初期フォームの大きさはToolsメニューの"Options"で表示されるOptionsダイアログでDevice ToolsのForm Factorsで設定可能なようです。ここでSDKに含まれるCE画面の大きさ情報やSKINファイルを反映させることができるようです。
Solution Explorer内で右クリックし、"Add -> New Item..."で新たにWindows Formsを追加すると、ここで設定した情報を反映した新規フォーム画面が表示されます。
また、以前説明した.NET CF v2.0ランタイムをあらかじめ組み込んだプラットフォームでは、ビルドされたアセンブリ(.exeファイル)のみをターゲットにコピーして実行することが可能です。