Windows Embedded CE 6.0 R3 発表
ここのMike Hall's Blogのエントリでも取り上げられていますが、ESC Boston 2009の席上にて、Windows Embedded CE 6.0 R3 をはじめとするいくつかのWindows Embedded 製品が発表されました。
- Windows Embedded CE 6.0 R3
- Windows 7 Professional for Embedded Systems
- Windows 7 Ultimate for Embedded Systems
- Windows Server 2008 R2 for Embedded Systems
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/windowsembedded/en-us/news/pressreleases/cer3_release.mspx
About Windows Embedded CE 6.0 R3
http://msdn.microsoft.com/en-us/windowsembedded/ce/dd630616.aspx
Windows Embedded CE 6.0 R3 以外は単にライセンスを売るよ、ということで特に書くことはないので、以降 CE 6.0 R3を中心に話を進めます。
Olivier's WEBlogにはもう少し詳しい内容が書いてあります。
Silverlight for Windows Embedded
通常のSilverlightは.NET Framework上で動くのですが、CE 6.0 R3のSilverlightはC++で記述されたプラットフォームコード上で動くのだそうです。Silverlightコンテンツ自体はExpression Blendで同じように作成できるようです。(CE用にオプションを設定して独自にビルドしなければならない可能性があります)
Internet Explorer Embedded
Zune HDに含まれているものと同じく、Pan & Zoom が可能なブラウザだそうです。
Flash Light
IEのプラグインとして動作するFlash Light 3.1が含まれるようです。
Touch and Gesture
Touch and Gesture APIが含まれるようです。Windows Mobile 6.5のものと同じかどうかはまだよくわかりません。
Connection Manager
Windows Mobileで鬼門だったConnection ManagerがついにWindows Embedded CEにも導入されます?自動接続が可能なミドルウエアですが、RAS APIの動作にも影響を及ぼします。CellCore絡みかもしれません。
Microsoft Office and PDF Viewers
CE 5までは含まれていたViewer群が復活します。機能は拡張されているのでしょうか? また、これらを使うとライセンス料が上がるのでしょうか? (サードパーティー品?)
QQ Messenger
インスタントメッセンジャークライアントとなっていますが、これもサードパーティー品の香りがしています。
そのほか
未確認ですが、CellcoreでVoiceをサポートするという記述があります。また、R3よりSH4がサポートから外れたようです。
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以上、Windows Embedded CE 6.0 R3 の簡単な紹介でした。今回もダウンロードで提供されますが、来週にも以下よりダウンロード可能になる見込み、とのことです。
http://www.microsoft.com/windowsembedded/en-us/products/windowsce/getting-started.mspx