VS "Orcas"付属の .NET CF v3.5
今回のMEDC2007のCE的もう一つのトピックは、Visual Studio次期バージョン"Orcas"と .NET Compact Framework v3.5 でしょう。
.NET Compact Framework はこれまで 1.0 → 1.1 → 2.0とアップデートされてきましたが、いきなり 3.5になって、Visual Studio v.Next "Orcas"と同時にリリースされる予定です。バージョン番号"3.0"はデスクトップ向けのVista対応(WPF対応/WCF対応)に使ってしまったため、それと区別するために3.5をアサインしたのではないかと想像します。
実は"Orcas"関連ベータがMEDC2007の直前の週に以下のように集中してリリースされています。
その中でもWhite Paperをチェックしてみると、キーノートでも言及されている以下のいくつかの機能が確かに記載されていました。
- SQL Server Compact Edition (SSCE)
- WCF based messaging support for devices
- Implemented LINQ for XML on devices
- Enable support for both connect-in and connect-out scenarios
in partially connected environments (WCF)
- Desktop like GUI experience
また現在のVisual Studio 2005は"Vista"対応という意味では非常に面倒なことになっており、これを一気にすっきりさせようというのも"Orcas"リリースの一つの目標です。VSのコード自体徐々にFrameworkベースで動くようになってきており、これは64bit開発環境(x64)のサポートも想定したものですが、残念ながらCE 6.0の段階ではサポートされるのは未だ32bit (x86)環境のみのようです。