FastTrack66も動かしてみる

同じくPromise製のFastTrack66も入手して試してみました。

FastTrack66はUltra66と同じくPDC20262チップを使用しており、PCIのPnPIDも同じです。RAIDを組めるのが特徴となっていますが、当然CE.NET用のRAIDドライバなど存在しません。ということで、単にUltra66と同じようにPDC20262搭載のUIDEインターフェースとして使用できないかどうか試してみます。

よく知られているように、Ultra66とFasｔTrack66のハードウエア的な違いは抵抗一本のみです。ソフトウエア的にはBIOS FLASHチップの中身も異なりますが、CE.NETで使用する分には関係ありません。あと、起動時の問題ですが、FastTrack66のBIOSが働くには、いわゆるHighメモリエリアの空きが64KB必要という情報があります。これはDiskOnChipを使用している環境では問題になることがあります。Ultra66は32KB(16KBで可?)の空きで問題なく動作しました。

あと、ATAPI.DLLドライバがうまくロードされないので調べてみたところ、PCIのSubClassが異なっていました。

               BaseClass  SubClass 
Ultra66        0x01      0x80
FastTrack66    0x01      0x04

そのようなわけで、PDC20262.reg のSubClass値を変更して試してみたところ...動きました。実はDiskOnChipを有効にして(そのためFastTack66のBIOSは動作しない状態で)も問題なく動作しました。

FastTrack66のマニュアルによると、Ultra66/FastTrack66はCD(DVD)-ROMをサポートしないことになっている(CD-ROMブートをサポートしないため)のですが...CE.NETでは問題なく使えました。

DVD-ROMドライブを接続