Windows CE (.NET) とか IoTとか

組込みWindows と IoTの話を扱います

儲かるPocket PC

先日の「 Windows Mobile FAN Festa 2004」。塚本先生のPDAとウエアラブルコンピュータに関しての講義を楽しく拝聴しました。

そのことについていろいろと考えたあと思ったんですけど、昨今のPocket PCにはどうも「儲ける」「儲かる」ということに関して真剣さが足りない!のではないかと思いはじめました。

まだまだ未成熟であった頃のPDA / Pocket PC市場では、いまはできないけど将来はXXXもYYYもZZZも可能になるかも???との熱い予感がありました。(XXXには各自デジカメ、ケータイ(Phone Edition)、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、ゲーム機、キーボード、VGA画面...など好きなものを当てはめてみてください。) これらのものの多くはよく考えるとすべて実現してしまったものばかり…夢はどこへ行ってしまったのでしょうか?

もちろん塚本先生(?)のように純粋なPDA愛を発揮してさまざまなPDAの(再)利用法考える方もいらっしゃるわけですが、少なくともマイクロソフト = ハードウエアベンダの関係においては「儲ける」ことこそ第一の目的のはずです。マイクロソフトお得意の「Win - Win関係の構築」はどこに行ってしまったのでしょうか???

奇しくもパネル討論会に出ていらした真田氏は「(ケータイ)コンテンツをやったほうが儲かる!」との確信から、ブラウザ開発者からケータイコンテンツ市場へと転進されたとのこと。同じように「PDAを売りまくって儲ける」「PDA向けコンテンツで儲ける」「PDAを絡めたサービスで儲ける」という方向へはどうして向かわないのでしょうか?

ぜひOSベンダー・ハードウエアベンダー・ユーザーからの3者3様のアイデアを持ち寄って、PDA / Pocket PC市場を「儲かる」ものに持っていければと思います。

(メーカー/ハードウエアベンダーからのアイデアはここでおいおい発表していくとして...)ここではユーザーからの切り口として一例を挙げてみます。

かつてシャープのHPC2000機の関連書籍として、こんな名前の本が発行されました「テリオスで恋も仕事もゲットする」。当時、出張先の京都駅構内の売店でこの書名(と内容もちらっと)を見て大笑いしましたが、ここまで貪欲になれればPDA / Pocket PCももっともっと一般の女性にも売れて、結果、現在のケータイ以上に大いに儲かるビジネスにしていくことも不可能ではない(か?)。

MS佐野さん、このような意見どうでしょう?